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友達や職場の上司がコーチングのコーチができない理由

話を聞くのがコーチなら友達でもコーチングできますか

コーチングでは
コーチは答えを言わずにあくまで本人に
本人の中に眠る答えを発見させる
となっています

だとすると


もしかしたらコーチって

何も言わずただ

うなずいていれば

誰でもなれるんですか?

そう聞かれることがあります。


コーチングでは

確かに

コーチに語ることで

自分の心がすっきりして

自分の考えが整理がつく

そして目標が鮮明になっていき

それを意識する機会が増える

コーチと約束することで

さぼらないでやる

そんなのも重要な効果ですが

これだけなら

本当に誰か友達に頼んで

定期的に日を決めて自分の話を聞いてほしいと言えば

コーチングは成り立ちます。


実際もし友達と毎月第二木曜日と第四木曜日に

夜の7時から一時間喫茶店で

自分の仕事の話を真剣に聞いてほしいと頼んで

その約束が実行されたとしたら

それは構造としてコーチングですね。

この場合はたぶん友達のコーヒー代を立て替えるくらいで安く済みますね。


では一回あたり1万円とか2万円とかのコーチングの費用は

実のところ何に対して払うのでしょうか?


友達に頼むのと何が違うのでしょうか。

1.まず友達がそんな提案に乗るとは思えない

  たぶんお酒飲みながらになりそうです

2.友達のキャラによっては自分の意見をどんどん言ってくる

  友達の意見というのは

  たいていの場合それほど役には立ちません

  完全に聞き手に回りつつも対話をコントロールすることが必要です

3.単純に話すだけではなくて

  研ぎ澄まされたメソッドを持っているのがコーチ

  優れたコーチです

  このメソッドが革命的な気づきをあなたに与えるのです

4.なんといっても友達と約束してもなあなあになりやすい

  赤の他人のコーチだからこそ約束が生きてきます

5.友達に自分の内面のすべてを語るのは普通抵抗があってできない

  たとえば恋愛相談や復縁相談なんかだとなかなかむずかしい

  それこそ反対意見やさっさと告白しょうというような意見がたくさん来そうです

というような感じになるでしょうか。

コーチとは流れに流されながらその流れを制してくれているんです。

職場の上司はコーチング的な会話はできてもコーチングは絶対できない

一時期企業が、中間管理職を対象に
コーチング研修をやって
部下にコーチング手法で接することを
推奨していたことがありました。
企業向けに従業員研修をコーチングでやりましょうと
勧める本もたくさんありました。
でも現実にある会社で
上司が会社の方針でコーチング手法を用いて
部下と接しているという話は聞きません
コーチング研修自体も下火になった感すらあります。

研修を受けた社員が自分自身が感動して
みずから学び直して個人的に職場で使うことはあります。
私もそうでした。

職場においては
基本的にコーチング手法で
部下と語ることは
難しいのです。
なぜなら
企業の実績というのは締め切りが何らかの形であるから
命令と指示が不可欠で
部下の気づきを待てない場面だらけ、
部下には教えるか指示するかであり
その中間はよほど技能がないと難しい
それにやはりコーチングするなら
一人一人の部下と年間通して
長期的に語る必要があり
それは日常業務の外だから
プラスアルファの業務になってしまいます

それに何より
転職を考えている部下に
その会社の上司がコーチングすることはできませんし
その上司との人間関係に悩む部下とのコーチングを
上司ができるはずはありません

終身雇用制で
従業員がずっとその会社にいることが前提でも
直属の上司ではなく
第三者的な立場の人でないとコーチングは無理です
上司というのは良くも悪くも職場環境なので、
その人にはできないのです

友達でも上司でもない第三者がコーチをする意味

こうした事情で
コーチは
クライアントさんの生活や仕事に
関わっていない人でなければできません
そして
クライアントさん自身が答えを見つけると言っても
実は的確に支援しないと
発見に至りません
質問をして考えてもらうと言っても
どんな流れの中でどういうタイミングで
どんな質問をすればいいかの引き出しは
プロコーチでないと十分ではありません
そして
自分の人生に無縁な人の意見を人は素直に聞くものなのです。