ケルト十字法という
タロット占いの
あたる/あたらない
は
何によって起こってくるのでしょうか?
まずはタロット占いのたびに違う姿を見せる
出て来たカードの展開図=スプレッドです。
では展開図=スプレッドはどんな要素で変わるかというと
カードをかき回し並べ替える=シャッフル
によってです。
もうひとつは
展開したカード=スプレッドをどんな風に読み解くかのリーディングです。
今回は
この二つについてわかりやすく説明します。
タロット占いの結果を変えるもの①
タロットをシャッフルする(かき混ぜる)ときの霊感

タロット占いのためのスプレッドを作るために
まず
かき混ぜる=シャッフルする、というのは
合計78枚のカードをアトランダムに回すということです。
そして手順にそってひとつの山にしていくことです。
私の場合は
かき混ぜた後、いったんそれをひとつの塊にして、
その後それを3つに分けて
さらにその3つの塊を順不同でまた一つにもどすのです。
その上でそのひと固まりのカードを
7枚目ごとを所定の場所に置いていき合計10枚置く
これでケルト十字法のスプレッドが完成します。
普通に考えれば
どんなスプレッドになるかを
占い師は予想できませんし
どんなカードがでるかもわかりません。
この過程を経て出て来る展開=スプレッドは
偶然の産物ということになります。
まして
意識的に細工をすることはできません。
そうです
この一連の作業をコントロールして、
どこに何が出るかをコントロールすることはできません。
でもそれにもかかわらず、展開したカード=スプレッドは
たとえば恋愛なら愛情のカード、聖杯のスートが中心にでるし
お金のことならまさに金貨のスート
悩みなら剣のスート
というように
ある種の法則性のもとにでてきていると感じることがほとんどです。
これは霊感をもって混ぜるからだと言えます
これは偶然ではなく占い師の霊感によってスプレッドが決まる
もっと言えば
タロットカードそのものがもつエネルギーのようなものあ
スプレッドを決めている
やっているとそんな風にも思えるのですが
統括して言えば
霊感とは潜在意識の力だろうと思います
潜在意識の力は強力だから
78枚がどうまわっていてこれが特定の手順で展開したら何がどこにでるかを
瞬時にわかってしまうのだと
わたしは考えています。
タロット占いの結果を変えるもの②
リーディング(読み取る)のときの霊感

10枚のカードが展開したあと
登場したスプレッドにおいて
それを一枚づつカードの意味を言うのは
リーディングではありません。
それだけなら本もあるしネットでも調べられます。
自分でシャッフルして自分でスプレッドを作り
出てきたカードを本やネットで調べれば
誰でもそれはできますから。
リーディングとはそういうものではありません。
読み取り=リーディングとは
10枚のカードの相互のつながりと
どの場所にどのカードがでたかによって
何が運命で起こっているか 何が心で起こっているか
読み解く作業です。
これは絵を見て
頭で考える部分と
心で感じる部分とがあります。
要は右脳と左脳のフル稼働で行う作業です。
たいていの場合イメージとして占い者にやってきますが
占い者はそれを言葉に翻訳するから
その霊感を言葉にする能力によっても
クライアントさんのあたったという実感の
度合いが変わります。
さらに
配置の意味とタロットカードの絵の意味とを相互に関連付けて
あっ!と占い者自身が驚きながら読み解いていくのです
霊感とは潜在意識の力

意識の力を越える霊感とは
潜在意識の力だと思います。
ほんとうの霊や天使の力などではないとぼくは考えています。
ということは
タロットカードは実は占いではなくて
心理学のワークということになります。
二つの霊感の力で
今 必要なカードを10枚選びだし
それのつながりと意味を読み解くという
とてもすぐれものの心理学のワーク
そんな風に思うのですが
ただ
どうみても
神が舞い降りたとしか思えないような
展開のときも確かにあります。
奥深いタロットの世界です