自律訓練法で自律状態になったときのからだの生理

心身への働きかけの根拠とは?

自律訓練法の効果はそれが脳幹部に作用することから来ます。

脳幹という場所は多種多様な神経核というものから出来ています。それだけにその機能も多種多様です。脳幹部の小さな箇所に人間にとって必須となる生命維持機能多数存在しています。脳幹部の乱れが整うと自然治癒力が増します。

 

脳幹部には主な機能だけでもこれだけあります。

1.多数の脳神経が出入りしていて多数の神経核がある

2.自律神経機能の中枢がある

3.網様体がある。これは意識と覚醒に重要な神経回路

4.脊髄から視床へ向かう感覚神経路がある

5.脳の上位部から脊髄に向かう運動神経路がある

6.姿勢反射の中枢

 

脳幹部の中の、間脳は大脳半球のほぼ全ての入力と出力を脳より下位にある中枢と中継する役割を持っています。自律神経とホルモン分泌の指示をする中枢がそろっています。

 

また網様体は、脳幹背側部分に部位を越えて散在しています。網目状の神経線維が結んでいるのでこの名ですが呼吸および循環の中枢であり、生命維持に不可欠です。

覚醒や情動などをコントロールしているのは上位脳である大脳皮質や辺縁系であるが、覚醒状態の維持には脳幹網様体の興奮が必要である。この脳幹網様体の興奮が視床を介して大脳全体を興奮させることで、覚醒状態を保ち、注意や認知、情動のコントロールが可能となる。

 

 

 

 

意識は大脳の知性とフィードバックが作っていてもそこへの覚醒のエネルギーは網様体=脳幹部が放射しているとも考えられるのです。ゆえに脳幹部をマッサージするかのような自律訓練法は、意識が把握することなく精神全体を回復させていくとも考えることができます。

 

https://kenka2.com/articles/571より