というのは実は裏があります。
私はそれ以前にずっとバイオフィードバック装置でアルファ波バイオフィードバックトレーニングをみっちりやっていたのです。つまりアルファ波が出るときの体の感覚はマスターできていたので、あらためてその状態を利用して自律訓練法をはじめたらいきなりマスターできたというわけです。
写真:バイオフィードバック装置
アルファ波トレーニングはバイオフィードバック装置を使ってこんな手順で行います。
*トレーニング時間を設定する
*アルファ波が出ると鈴虫の声がするのでそのとき手足が暖かいなどの生理状態へ自分でもっていく
*トレーニングが終了するろ、たとえば10分であればアルファ波が出たのは何分か見る。
*8分であれば次のときには9分を目指すなど、ゲーム感覚でトレーニングを継続できる
こんなことを3ヶ月もやっていると10分のうち9分50秒以上アルファ波になることもできました。レベルを上げた状態でも8分を越えてアルファ波になることができました。さらに自分の作ったキーワードでバイオフィードバック装置なしで、いつでもアルファ波になることができるようになりました。
そしてこのアルファ波状態というのが自律訓練法の自律性状態にきわめて近いという話を聞きました。
そこで自律訓練法については改めて学びました。
そもそも仕事で親しくなった方が偶然にも日本自律訓練学会に席を置く人で、その方の影響で自律訓練法自体もいろいろ教えていただいので、改めて自律訓練法を練習しようと思った次第です。
まず理論武装としてDVDを見ました
専門の医師の方の間違いない説明ですが、ご本人が慣れない語り口調でお話されるので、よほど興味がないと退屈に感じるかもしれません。
でもDVDを出されている同じ佐々木先生のこの本は面白い。
今はごまブックスはもうありませんが、自律訓練法について書かれた本の中で一番面白いのではないかと個人的には思います。
より専門的には同じく佐々木先生の
これですね。
これを読むとほぼすべてがわかりますが、こちらはよほど興味がないと難しいかもしれません。
①安静にする
②重感練習
③温感練習
ここまでは実はアルファ波バイオフィードバックの練習もまったく同じことをやっていたので練習すら不要でした。
続いて
④心臓の鼓動を感じる
これははじめてでしたが、あっさりそのままできました
⑤腹部温感練習
これもはじめてでしたが同じくそのままクリア
⑥額の涼感練習
これはアルファ波バイオフィードバックのメニューにはなかったけど
やってるといつのまにか身に着けていたのでクリアもなにも体験済でした。
このような事情で
アルファ波バイオフィードバックでアルファ波コントロールができる状態だと、
自律訓練法標準練習は自動的にクリアされるというわけです。
個人的な実感ですが理論武装は重要でした。
これを知っていることがマスターの強力なエンジンになりました。
ヨガの瞑想の効果としてこんなことが紹介されています。
瞑想で到達する状態が書かれています。
これはアルファ波状態と自律性状態とやはりほぼ丸被りです。
以下の自律訓練法の効果と言われるものは
アルファ波バイオフィードバックの効果でもありヨガの瞑想の効果でもあると思われます。